2016年3月18日金曜日

北海道日本ハムファイターズの台湾向けビジネス戦略


本日の日経新聞朝刊に北海道日本ハムファイターズの台湾向け観戦ツアーの記事が。

ファイターズ、台湾客向け野球観戦ツアー 旅行社と組み (日本経済新聞2016年3月18日付)
陽岱鋼選手をフックに、

観光地として人気の高い北海道の食・自然・文化などと組み合わせたパックツアーを

台湾の旅行代理店を通じて販売するもの。

同様の企画を昨年実施した所、

非常に好評で約3,000人の台湾人観光客が札幌ドームに来場。

これを受け、今年は目標値を2万人に設定し、この企画を仕掛けたといいます。


端的に言えば、今まで日本人選手の海外挑戦によって、

海外プロスポーツ組織が受けてきた恩恵の構図(4大収入源の増加)を

自分たちに適用させる取り組みと言えるでしょう。


こうした現象が増えていかないかぎり、

わが国のプロスポーツの発展も頭打ちになるでしょう。

ファイターズの取り組みが成功し、

各球団、そしてリーグ全体に波及していくことを願っています。



 ちなみに以下は積極的な海外展開を行っている

イングランドプレミアリーグのデータです。

Old Trafford named as stadium welcoming most foreign tourists to matches(Manchester Evening News, 10 SEP 2015) 

上記サイトの主な内容を要約すると以下のとおりです。
(翻訳が間違っていたらゴメンナサイ・・・)

・プレミアリーグを中心とするイングランドサッカーを観戦した外国人旅行者は年間80万人

・スポーツ観戦目的の旅行者のうち、73%がサッカーを観戦

・旅行の主目的がサッカーである人が最も多く訪れる地域はイングランド北西部であり、そのうちの10人に1人が試合を観戦

・サッカー目的旅行者の平均使用額=855ポンド(約16万円)に対し、観光客全体の支出平均は636ポンド(約12万円)

・オールド・トラッフォードとエティハドの両スタジアムには、それぞれ10万9000人の外国人旅行者が来場

・エディハドで開催されるマンC戦には最多となる3万3000人の海外ファンが来場




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