2016年6月25日土曜日

イギリスのEU離脱が決定



とてつもないインパクトでした。

イギリスがまさかのEU離脱。
民主主義の国らしいといえばそうなりますが、
予想外の結果に世界中が驚いています。

東京証券取引所はリーマン・ショック時よりも株価の下落幅が大きかったとか・・・。

まあ、正式な離脱はこれから2年後の話になりますが、
きっとこれからしばらく混乱が続くことでしょう。

もちろん、スポーツ界にも大きな影響が出てきます。
早速いくつかのコラムが出ているのでその中でも分かりやすいものをいくつかご紹介します。投票結果が出る前のモノも含んでいますので、前後の動きが掴めるのではないでしょうか。



写真:上記コラムより

写真:上記コラムより


様々な面で大きな影響が出てくるでしょう。

プレミアを目指す日本人選手にとっては明らかに向かい風が強くなり、
プレミアから選手を獲得したいクラブにとっては追い風になります。

Jリーグや日本企業はこの風をうまく読みきれるでしょうか。
非常に難しい舵取りになりますが、
こうした中でも正しい理解に基づき手を打っていかなければなりません。

日本のサッカー界も世界経済の中で中心的なプレーヤーになるために、
この混乱はさけて通れないのです。

2016年6月24日金曜日

イギリスのEU離脱賛否を問う国民投票がスポーツビジネスに与える影響


写真:BBCウェブサイトから

英国のEU離脱賛否を問う国民投票は大混戦。
欧州はもちろん、世界の一大事なので速報を固唾を呑んで見守っています。

http://www.bbc.com/news/live/uk-politics-36570120

これに比べるとスポーツなんて小さな話ですが、仮に英国の離脱が決まると明らかに世界のサッカービジネスにも大きな影響が出ます。

そもそも欧州における選手年俸高騰とリーグビジネスの拡大の契機は2つ。

1つ目はBスカイBに代表される有料放送局の台頭と高額な放映権契約。
2つ目はボスマン判決におけるEU域内の選手の移籍の自由の確立。
(3つ目としてスタジアムの新設・改築が挙げられますが今回は省略)

今回の国民投票は2つ目に大きな影響を与えます。

英国がEUから離脱すれば、プレミアリーグとUEFAの決断次第ですが、プレミアリーグの外国人枠が狭められる可能性が出てきます。
(EU圏内もしくは圏内に親戚がいる場合「自国者」的に扱うルールです)

つまり、外国人枠の縮小に伴う選手獲得競争の激化が発生し、英国出身以外の選手たちが他国に大量移籍する可能性もある訳です。

まあ、現在のプレミアの収益構造を考えると、それは明らかに不利なので急激な変更を行うことの方が非現実的でしょうが、離脱派の主な主張の1つに「移民規制」がありますので遅かれ早かれそうした議論になるでしょう。

そうなるとプレミアの価値の低下、他国リーグの価値向上(ブンデス、リーガは特にチャンスかも)、Jリーグへの大物の移籍といった事象が発生することでしょう。

とにかく現在開票中の投票結果は、世界のサッカービジネスにも大きな影響を与えます。