2016年3月17日木曜日

3人制プロバスケットボールリーグ「3×3.PREMIER.EXE」にみるイノベーション


(写真:3×3.EXE公式サイトより)

急激なイノベーションが進む日本バスケ界。
一般的な5人制の他にも3人制バスケットボール「3×3(スリー・バイ・スリー)」の流れが来ています。
わが国ではJBAが公認する「3×3.PREMIER.EXE」というプロリーグが2014年に開幕しました。


なんとこのプロリーグ、審査をクリアすれば年間1,000万円以下の資金で私たち自身もチームのオーナーになれるんです。
チームオーナー募集(3×3.PREMIER.EXE公式サイト)

しかも、成績によってFIBA主催の国際大会への参戦も可能。
今年の7月には栃木での世界大会開催が決定したばかりです。
3人制バスケットボール7月に宇都宮で世界大会を開催 /栃木(毎日新聞2016年2月27日付)
サッカーで言えば
リーグorカップ戦優勝⇒ACL出場⇒CWC出場みたいな筋道が
すでに「3×3.PREMIER.EXE」にはあるわけです。

つまり、今まで言われてきたスポーツの楽しみである「する・みる・ささえる」の3つに加え、
プロチームを「もつ」喜びも一般に開放されつつあるといえるでしょう。

立命館大学・種子田教授を代表とする我々研究チームは、
リーグ事務局の全面的なご支援の下、この新たなプロスポーツビジネスを
 ①リーグマネジメント・システム
 ②オーナーシップ
 ③プレイヤー
 ④観戦者
という4つの視点から10ヶ月ほど研究・分析してきました。
先日、ゼビオ東京本社にてその報告会を実施。
中村考昭コミッショナーご臨席のもと、研究成果を基にした活発なディスカッションが行われ、そこから次に起こすべきアクションも明確になりました。
私の担当はオーナーシップでしたが、
ウェブアンケートとヒアリング調査にご協力頂いた方々の声をしっかり届けてきたつもりです。
リーグ事務局にとって耳の痛い部分も多々あったと思いますが、
それを真摯に受け止めて頂き、その場で具体的な改善策も幾つか生まれました。
今後もこの新たなスポーツイノベーションが発展するよう、
研究面からご協力させて頂く所存です。

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